できない原因は“頭の良さ”じゃない。甘さです。
「うちの子、文章題が本当に苦手で・・・」
この相談、何百回も受けてきました。ですが、正直に言います。
文章題ができないのは、能力不足ではありません。
“やり切っていないだけ”です。
厳しい言い方ですが、ここを曖昧にすると一生伸びません。
数学の文章題が解けない本当の理由
検索しても出てこない“現場のリアル”を言います。
① 単位をナメている
文章題ができない生徒の多くは、単位を軽視しています。
kmとm、分と時間、円周と面積。
ここを曖昧にしている時点で、式は崩壊しています。
これはミスではありません。
理解していないだけです。
② 情報整理をしていない(=サボり)
頭の中で解こうとする。書かない。まとめない。
これは能力の問題ではなく、完全に習慣の問題です。
文章題は「書いた者勝ち」です。
図・表・メモを使わない時点で、勝負を捨てています。
文章中から文字、数値、関係性のある言葉や記号を丸で囲むだけで、各段に進歩できるはずです。
ここで手を抜くと、情報量の多さに戸惑ってしまい、何もできなくなってしまいます。
③ 常識がない(=現実とつながっていない)
例えば、
「時速50kmで3時間進む」
これをリアルにイメージできていますか?
できていない生徒は、式の意味を理解していません。
文章題は“現実の翻訳”です。
現実感ゼロで解けるほど甘くありません。
クラスの人数は、3000人!?
—学校の先生は、出席とったら昼が来るね、と伝えています。
散歩した距離は、80km!?
—散歩行ったまま、帰ってこないの?何かの競技?、と伝えます。
ケーキの代金は、20円!?
—そのお店教えて買いに行く!、と伝えます。
残念ですが、よく見る誤答です。
④ 読解力不足(国語から逃げている)
ここ、かなり核心です。
・「~より大きい」
・「~だけ多い」
・「残りは~」
これを正しく読めない生徒が多すぎる。
文章題ができない子は、数学以前に読む力が足りない。
でも、それを認めずに計算ばかりやる。だから伸びない。
⑤ 圧倒的な演習不足
結局ここです。
文章題はパターンです。
しかし、パターンを覚えるほど演習していない。
スポーツで言えば、素振りもせずに試合に出ている状態。
勝てるわけがない。
「授業ではできるのにテストでできない」の正体
これもよくある誤解です。
横について説明すると理解する。
でもテストではできない。
なぜか?
“再現できる手順”になっていないからです。
理解=できる、ではありません。
再現できて初めて“できる”です。
■解決策はシンプル。だが、ほとんどの人がやらない。
やるべきことは決まっています。
① 条件に線を引く
② 単位をそろえる
③ 図・表で整理する
④ 求めるものを明確にする
⑤ 型に当てはめて立式する
これを、全員が無意識でできるまで繰り返す。
たったこれだけです。
でも、ほとんどの生徒はやりません。だから差がつきます。
個別対応しない塾は、正直キツい
文章題ができない理由はバラバラです。
・単位で詰む子
・読む力で止まる子
・整理ができない子
これを一斉指導でカバーするのは限界があります。
だから必要なのは、
一人ひとりに“やり方”を叩き込む指導です。
結論:文章題は“努力が見える分野”だ
数学の文章題は、才能ではありません。
やったか、やっていないか。それだけです。
・単位を理解する
・書いて整理する
・現実とつなげる
・正しく読む
・型を覚えるまで繰り返す
これをやり切った生徒は、確実に伸びます。
逆に言えば、
ここから逃げた瞬間に、上位層から脱落します。
最後に一言。
赤磐市桜が丘中学校の中学1年生の保護者様へ
「文章題が苦手」は、言い訳です。
正しくやれば、誰でもできる。やるか、逃げるか。それだけです。



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